いちえ薬局 滋賀県近江八幡市

フリー薬剤師.comでは、夢を追いかけている薬剤師・薬学生を応援しています。
また、夢を持つ薬剤師を応援する薬局経営者も紹介をしていきたいと考えています。
志の高い薬局を中心に、素敵な薬剤師になれる。人としての成長ができる。そんな薬局をフリー薬剤師.comでは
インタビュー形式で紹介をしていきます。
共感・共鳴できた薬局には勇気をもって一歩踏み出してみてください。小さな一歩が人生を変えるきっかけになると思います。今回、滋賀県近江八幡市にある”いちえ薬局”の経営者 加納裕介さんに取材しましたので、夢を叶えたい薬剤師さんにとって素敵な薬局と感じて頂けたら嬉しいです。

_____本日はお忙しい中、お時間を頂きましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

_____色々とお話をお伺いできればと思いますが、まずは加納社長が展開されている”独立開局成功塾”についてどのような塾なのか、お聞かせいただけますでしょうか。

「日本全国に1つでも多く、地域密着の薬局が増えてほしい。」という想いから2016年10月からスタートとさせた塾になりまして、6ヶ月で独立開局に向けた、成功へ導くチカラをつけてもらうという主旨の塾になります。

_____個人的なイメージになってしまいますけれども、独立するのは簡単なことではなく、更に成功するのはなかなか難しいのではないかなと思っていまして、適切な表現かわからないですが、独立に向いているかどうかという、人それぞれの素質というのもあるのかなと。

おっしゃる通りで何でもそうですけど最終的には自分次第です。
誰にも独立を推奨しているのではなくこんな時代でも気持ちにまっすぐに独立を目指す薬剤師をサポートするというのが塾のあり方です。
一番初めに伝えるメッセージですが、塾に入ったから変われるっていうか、なれるっていうものではないということ。
それってやっぱり依存なんですね。『自立型の薬剤師』というのはフリー薬剤師.comさんのサイトのテーマだと思うんですけど、同じくそんな薬剤師を増やしたいというのが塾の根幹の部分です。
自分も依存型の考えが強かったんですが、とある経験からどんどん自立型のマインドに変わりました。
独立開局成功塾というコンテンツを作って『自立型の薬剤師を増やしたい』という活動は私自身薬剤師になっての経験が大きく関わっているんです。

今は薬局経営者ですが、私の薬剤師としてのスタートは独立支援を受けてのスタートでした。
2010年から勤務薬剤師として働いて、5年経ったら独立し自分の会社として後は自由にやっていきなさいという契約だったんですね。
当時、その話を聞いたときはMRだったのですが、薬剤師をやるんだったらいずれは独立してやりたいって思っていたので薬剤師経験もできるし、更にサポートしてもらって独立できるならこんないい話はないわっていうのでまずはスタートしました。
ただ、いざ独立が近くなってきた時、薬剤師スキルとしてはついているんですが、経営者として経営を学ぶってどうすればいいんやろ?みたいなのがすごくあって・・・。

経営というとイメージするのがMBA(経営学修士)。でも大きな組織を経営するならわかるのですが、個人の薬局経営の部分にどのくらい必要なのかと言うと、もちろん役に立つ知識ですが、個人薬局の経営にMBA的思考はあまり相関性がなさそう・・・。
そうなってくると「薬局経営を本当に学ぶにはどこで学んだらいいんやろ?」みたいのがあったんですよね。
で、まず探してみたら「独立サポート」みたいな会社はちょこちょこあるとは思うんですけど・・・。
だから、独立へ将来の不安を払拭するためにがむしゃらに行動して自分のアンテナで個人レベルで起業スキルを学べるスクールを探しました。その頃に入ったのがとある起業塾なんです。
その学びが今の独立開局成功塾運営に大きな影響を与えてくれています。

_____その起業塾がターニングポイントになったんですね。確かに薬局の経営を学ぶところってないですよね。薬学部で教えることは無いのでしょうか?

私の知る限り無いんですよね。ありますか??多分無いはずです。
あるとしてもちょっとだけでしょう。臨床教授みたいなので、例えば業界で有名な狭間先生はそうですよね。
狭間先生はもちろん薬局経営をされている方なんで、そんな方が大学臨床教授で講義するっていうのはあると思うんですけど。薬局経営者が大学に行って話しているというのはあまり聞かないですよね。

_____そうですよね。

薬学部の選択講座で薬局経営学とかっていう一個のジャンルがあってもいいぐらいかなっていうのは僕自身の持論ですが。

_____あったら人気出そうじゃないですか?

そういうのを学びたいっていう子も中にはいると思うんですよね。
学生の時から将来の経営者としてリーダーの資質を伸ばすことって大事です。特に、薬剤師にコミュニケーションが求められる時代ですから。経営とは顧客のことを考えつくす学問だから自然と力はつくと思います。

_____薬学部が6年制になって、薬剤師になるまでに掛かるお金が多くなったので、それをどう回収していくかというのも問題になっていて、そのひとつとして薬局の経営に興味を持つ薬学生、薬剤師の方が多くなったように思います。

本当にそうなんですよ。以前、経営学部の先生が、医療系のコンサルとしてサポートしている方がいて、その先生の講演を聞いたことがあります。
ちょうど薬局はこれからどういうふうに経営していくべきかみたいな講演をしていたんですよ。それを聞いて「なぜ薬学部に経営学がないのか?」と同じ質問したんですよ。
僕らはもちろん経営者だから日々自己研鑽の気持ちで学ぶし、薬学部で学ぶ段階からやっぱり経営学って必要ですよねと。
先生の答えは経営学というのは顧客に何かの価値を与えてその収益を得てっていうのをひたすら考える学問で、医療でもその部分は保険では隠れているけど報酬面でいったら当たり前なことで価値を与えて対価をもらうっていうものとしてやっている訳です。
何で薬学部には無いんですかねって先生も言っていました。
その先生は絶対に入れるべきだっておっしゃっていて、私の塾は若い人たちに経営に興味を持ってもらえる人たちを増やしたいと思ってやっているんですって言ったら、本当に素晴らしいことで、これから価値社会になるからそれはもっと大きくなるよって言ってくれて、すごく励みになりました。

_____価値社会・・・、モノの価値の価値ですか?

そうです。
自分の価値を上げるっていうところに重きを置くということです。薬剤師のスキルというのももちろんあるんですけど、やっぱり、やりたいことをするために薬局の存続には経営が必要で、その経営者としての経営スキルも合わせ持って地域社会に貢献するという目線になっていく人が増えるべきだと思っています。
その声もあってやっぱりやっていることは間違ってない、自分でやりたいと思ったことをやっていいかなって思いましたし、応援の声になりましたね。ないんやったら旗をあげてやってみようと、やっぱりそういうのを学びたい人もいるだろうしっていう感覚で今もやっているというとこですね。
あとは僕自身も薬局経営者になって3年ぐらい経ち周りを見渡すとやっぱりM&Aがめちゃくちゃ増えてドラッグストアもどんどん増えている状況で・・・。それで患者ニーズがすべて満たされていたらいいんですけど、そのチェーン店が増えることですごく薬局業界が良くなっているかっていうと薬局バッシングも今もあってあまりそこまで感じない部分もありますよね。
1つ1つの薬局がすごく患者さんのために頑張っている個人店もあるっていう現状じゃないですか。価値を上げたら生き残れる。
私はそこにフォーカスを当てた活動をしているということです。

_____若い薬剤師さんが独立の夢を持つことはいいことだと思いますか?

もちろん!!素晴らしいことだと思います。
実際、夢を実現させるために覚悟を決めて塾に入ってくれる人は・・・、その時点で成功への道を歩いているんです。自分でできる人はね自分でやっていくんですよ。
塾では夢ではあるけどどう行動してよいかわからない・・・という方を対象に先ずはそのマインドを手に入れてもらって、自分の夢へチャレンジしていってもらっています。
そして、薬局経営だけにとどまらず自分の好きなものをアウトプットして+αの事業にしていこうと伝えています。

_____+αとは?

薬局事業を通して社会にどのような価値をプラスアルファしていくかということです。

_____加納社長も薬局を経営されて、塾の先生もされて・・・、多角的に関連事業をしていますね。どちらが楽しいですか、好きですか?

たしかに薬局以外のことも色々やっていますね(笑)
しかし、薬局にかけている時間は勤務薬剤師以上にタイムシェア使っていますよ。
私の定義で経営者は仕事も遊びも人生すべて働く時間なので普通の方の余暇の時間が他の事業に使っている時間という感じです。
ここは選ぶというよりかは、本当にもう自分自身のツールの中の一個一個を表現していっているという感覚になっているかな。自分のキャパが広がっているのかもしれないですけどね。昔は薬局のことが好きで、やるなら薬局っていうふうにずっと考えていた自分が、そこからまた事業としてのブランディングから次のことができるっていうように広がっています。
この塾のこともそうだし、独立を目指す薬剤師にM&Aの案件を紹介したりもしているし、コンサルティングも。
全部自分のあり方から派生してビジネスが広がっていっているんですよね。

_____そう考えると戻りますが独立時の起業塾の参加というのは大きいですよね。

そこの部分は本当に大きいです!!
その頃の僕は薬局経営を自分が引退するまでどうすればってずーっと考えていたんですよ。
その不安は10年、20年後今の薬局スタイルが厳しくなったときどうしようって。
それが、起業塾に行った時に、もちろん薬局経営はするんですけどそれは無限大にある事業の一つであるっていう価値観を持つことができました。経営者になったら何を生み出してもいいんやから、人のためになるものであればという考え方を学びました。そこが経営者になる楽しみだっていうことを。

考え方の転換ですよね、パラダイムシフトってよく言いますけど、なんか自分の中の価値観っていうのがすごくそこで動いたんですよね。
薬局経営のみの一本柱ではないからこそ、薬局経営が安定的にできるという感じですね。
私の塾ももちろん薬局経営を教える塾なんですけど、薬局のやり方を教えますということだけじゃなくてやっぱり経営者としては従業員を守らなあかんし事業を守らなあかんし会社を守らなあかんしっていうことです。

薬局経営自体はとてもシンプルなのでしっかり学んでもらって自分のやりたいことが何なのか?をもっと膨らましてもらいます。
今のところ、薬局としても事業は成り立ってはいますが、それが薬局だけにしているから調剤報酬が減るのが怖い怖いって2年に1回おびえる、従業員に辞められるのが怖いっておびえる。薬局経営っていうのは薬局だけで見た時のリスクはすごく感じるんですよね。
だから、これからの薬局経営者になるなら2本、3本の事業の柱を作ろうよ!ってことです。

_____待ちの姿勢じゃなく攻めの姿勢ですね。

確かに攻めの姿勢ですね!!
攻撃が最大の防御につながるはずです。現状維持は衰退と一緒だと私はマインドセットしています。
今の時代ってそんなに、設備投資しなくてもやれる事業なんかたくさんあるんですよ。僕がやっていることはほとんど大きな投資をやらずにやっています。ほとんど自分の経験、(MR・薬剤師・薬局経営)という資産とあり方から自分の持っているものを表現しています。

_____それは大事ですよね。

私が教えているのはある程度一人二人でできるような個人ビジネスの仕方を教えています。

_____自分の資産、あり方を使うっていうところで塾生や後輩の薬剤師さんたちで、あーこの子いいとこあるのになっていうのもやっぱりあるんですか?

それはめちゃくちゃありますよ。
塾の中の1日目、2日目っていうのはひたすら参加者自身を掘り起こしていく時間なんです。人脈とか自分の持っている無形財産を掘り起こす宿題をしてもらいます。
かなり時間かかりますけど、全部洗い出しそれをみんなの前で出してさらに深めます。自分では普通と思っていることが他人が聞いたらそんな特技あるのっていうことがあるじゃないですか。やっぱりそういうところから自分がやりたい事業のきっかけっていうのが絶対作られると思うんですよ。

_____一歩を踏み出す勇気はどのように教えているんですか?

特に教えることはしていませんが、一歩を踏み出す勇気としては、確実に段階を踏んでもらえるように考えるタイミングと環境を用意しています。先ずセミナーを開催して塾の紹介と募集をかけるようにしています。
しっかりと価値を感じてくれる方へ塾の魅力を伝えています。もちろん、塾に入るのに費用がかかるのですが、私はそれ以上の価値があるから話しているんですよね。
そこに共感や期待をする人たちだから一歩どころかはるかに大きな一歩を踏み出すというふるいをしっかりクリアしているんですよ。
更には、その行動できるメンバーが少人数集まる塾ですから、いつもと違う環境に身を置くことで自然と一歩踏み出す恐怖心が少なくなっていくんだと思いますね。

_____なんかライザップに似ていませんか?

似ているかもしれません。
塾に入るという大きなハードルを越えたところで皆さん自分にコミットしています。だからこそチャレンジ思考の素晴らしい方です。あとはその力をどこで使うかってだけなんですよね。

_____今の言葉はすごく良いです!

いいですか?ありがとうございます。

_____塾に来られている時点でやれる人だと。

はい、そのハードルを越えて塾に入ったんですから。僕からしてもそういう人たちが来てくれているから塾をやりやすいんですよね。そこはもうこっちが真摯に対応してその人たちが後は経験して楽しく変化していってもらえるっていう感じです。

_____みんなちゃんと宿題をやってきますか?

宿題やってきますよ(笑)さすがにやっぱりね、きっちりね。

_____これが無料だったらやってこないですよね。

かもしれません。もしくは、休みますって人が増えるでしょうね。塾ではお陰様で途中脱落ってほぼほぼ無くって。塾は計6回の講座でやっていて、6回目はプレゼン大会っていう形で自分の事業をプレゼンしてもらっています。
だからまあカッコよく言ったら、ベンチャーの社長さんが投資家集めて事業プレゼンしてそこから投資を受けるための会みたいなイメージですよね。みんなの前で喋ってみんなで点数をつけて順位付して優勝者には賞金を用意しているプチ事業ピッチみたいなんですけど。

_____今は何期生までいらっしゃるんですか?

お蔭様で、今で4期目です。1期で東京と大阪で6人ずつくらいにしていて、全部で12名前後です。だからトータルだったら50弱ぐらいまでになりましたね。

_____皆さん独立されたんですか?

独立っていうともう少し低いですね。3期までで大体10人くらいですね。ただ、独立でなくても「MRから薬剤師へ転職した」「独立に向けて薬局を転職した」等の何かしら行動をしている人は振り返るとほぼ100%の人に当てはまります。

_____さすが行動する方の集まりで動きがありますね。もっと薬剤師さんに集まってほしいですね。塾で力を入れていることを教えてください。

特別力を入れているのは独自のマーケティング手法です。
ITもリアルも両方です。薬局経営するとき特に個人薬局は社長が地域の顔になっていく形だと思うんですけど、そういう情報発信がやっぱり苦手と言うか、気にしてないと言うか、いまだに待てば来ると思っていたりしています。
そうじゃないんやで!と。マーケティング思考が入ることで薬局がやれることは大きく広がりますから。

_____薬局にHPの無いところも多いですからね(笑)

私が感じているのはWEBマーケティングがやっぱり弱いですね。
若い子たちは抵抗はないからやろうと思ったらできるし、いろいろ案は持っているはずなんですけど。ただ、この領域は日々変化しているのでWEBマーケティングについては私もどんどん投資して新しい情報を学んでいます。
私自身が今もこうやって取材を受けているのって確実にもうほぼほぼITというかWEBのマーケティングの力のおかげなんで・・・。
普段の私は滋賀で働く一人の薬剤師ですが、地方にいてもITの力のおかげで全国の方へ情報発信ができているのです。
塾ではリアルとWEBの両輪で事業を動かす方法っていうのをもうコテコテに全部教えているんで。だからどんな子でもやりたいことがあるんやったら、それを世の中に出して広めていこうよ!ということです。

_____つながりも広がったんじゃないですか?

確かにそうですね、しかしまだまだ狭いともちろん思っています。
経営者になり目線が変わり日々新しい出会いを特に大切にしようという気持ちが高まりました。
サラリーマンなら別にそこまでしなくもっていう部分も強いと思いますが、ただ経営者だと全然話は変わりますね。
経営者っていうのは知ってもらってなんぼじゃないですか?当たり前ですけど。自分のやりたい価値を伝えられなかったら誰もついてきてくれない。

特に、20代30代の若い子に学んでほしいですよ。その理由っていうのが先ほども話題にでましたが、大学や勤務薬剤師では教えられないから。大学を出るころには自分で薬局をやりたいって言う人はかなり少ないと思うんですよ。大学で教えていないから、もちろんそうですよね。薬局経営者を目指すという道筋が見えないんです。
もう大手調剤・ドラッグに入るか病院に行くか製薬会社に行くか・・・、ほぼその道ですよね。でもそういう道しかないと思う学生さんへこの取材もそうなんですが、私の活動を通してWEBでも色んな情報出してちょっとでも知名度上がったら、独立を目指しているような薬剤師のコミュニティーもあるんだよとか、そういうふうに塾のブランドとして情報発信して
新しい若い方とのご縁を広げて行きたいなとは思っているんですけどね。

_____ゾクゾクっときました。

うれしいです、そう言っていただいたら。

_____そう思うと平成最後の・・・ですね。

最後の本当に残されたチャレンジとして、あとは20代30代から薬局だけやろうと思っていたらダメだよっていうメッセージです。薬局をやりたいんやったら薬局以外のことをしてっていう間逆のメッセージに聞こえますけどそういうことなんですよ。薬局をずっと続けるためには薬局以外の事業もしとかないと薬局は一生続けるのは大変ということです。

_____じゃあ、時には塾生にそれ考え甘いよとか言っちゃう時もありますか?

それはなんぼでもありますよ。

_____なんぼでもですか。

いきなり初めから腰を折るってことはしないですけど。
でもほんとに事業ローンチ予定のものには、全然それはまだまだ甘いとかっていうのはありますね。夢を作る段階は夢を膨らませないといけないから、いいねーってずっと言っていますけど(笑)
経営って論理的思考は大事なんですが、経営者の根拠のない自信も絶対必要ですから。
「自分がやりたいから何を言われてもする!」って気持ち大事です。
それはその時のタイミングによって使い分けますけど。

_____加納社長が教えられているようなことがひとつでも大学に受け入れられたら広がりそうですよね。

そう言っていただいてとても嬉しいです♪

_____自分に置き換えてみたんですけどもやっぱりホリエモンだとか前澤社長の月に行くとかってすごく夢があるなぁと思ってあこがれちゃう部分もありますよね。

私の価値観もそちらの領域の方々に引っ張られている部分は大きくあります。
ホリエモンの著書はもちろんほとんど読んでいるし、他に今を輝く経営者たちの本っていうのは特に若い人たちの価値観に影響を与えるんじゃないかなと感じています。
以前のサラリーマンの終身雇用という価値観じゃなくてっていう表現が多くて、自立型のメッセージが盛りだくさん入っています。
だからかなりこの塾の中のマインドにも入っていますね。

_____教えてほしいんですがマインドセットというのが一番大事な部分なんですか?

私はそう信じています。何をやるのもマインドセット(考え方)次第ということです。
元々の自分の価値観ていうのをしっかり作ろうぜっていう。
そして経営者として成功している方々の考え方を取り入れていきましょう。
自分のことって意外とわかってないと思いませんか??すみませんいきなり(笑)
例えば、その人の価値観であれば今から漢方薬局をしたいんだっ!!って想いを大事にします。
それじゃ、漢方薬局として永くやっていくためにどうすんのっていうところの大元の自分としての理念とかミッションとかやっぱりそういうのをしっかり作っていきます。
今の時代、しっかり旗を掲げたらその社長のもとに旗を見つけてついてきてくれることが可能となる時代です。
ただ薬局をやりたいんですって言うだけならそれはチェーン薬局と一緒で、企業としての体力勝負で負けますよっていう話です。
起業にはやはりそれをやりたい社長のマインドセットからお金とかではない、誰にもマネができない価値が生まれるんです。

_____そしていち早く発信した方がいい?

そりゃどんどん発信した方がいい!!
だってこの世の中早く取ったもん勝ちですから。やはり1番と2番は違うと思います。
一般的に、富士山は知っているけど2番目は?琵琶湖は知っているけど2番目は?と聞かれると基本的に回答率は下がりますよね。
私もMRファーマシストという造語を作って、MR経験者の薬剤師として活動しています。
世の中にはそのカテゴリーの方っていると思うんですが、わざわざそこにフォーカスして活動している人はいません。
そうしたら、少しずつその情報発信に反応してくれる人が生まれているんです。
本当に嬉しいことですよ。

_____そういうのをちゃんと出来るからすごいです。

やれていますかね?(笑)
正直、何とかやってきたというのが本音です。ただ小さな成功を重ねることでより自信につながる経験をしています。結果、私自身が成長出来ているのが一番いいんですよ。
塾でいろんなことを教えているからこそ新しい情報取りに行くんで。基本怠け者やから多分追い込まないと絶対自分でやらないし(笑)

_____加納社長自身の勉強も終わることは無いってことですね。

もちろんそうですね。
経営者としてのゴールはもちろん無いし。昔は勉強って嫌やなって思っていましたけど今は勉強って自分の好きなものを学ぶから。やれることって無限大にあると思っています。
以前は自分のため!という気持ちがほとんどでしたが、今は家族のため、従業員のためそして私を信じて申し込んでくれた塾生のために行動しています。原動力が大きくなっていますね。

_____確かにそうでしょうね。

そこに関しては苦痛じゃないというマインドになったのは特に経営者になるとそうですよね。自分で決断したらなんでもありやしおもろいんですよね、結局。
その中でも多くの本を読むようになりました。経営者の先輩方の話は大きな気づきがあります。

_____ただあまり、自己啓発っていうのを受け入れられない人もいますもんね。

そうなんですね。すごいブロックかける人っているじゃないですか。
私が発行しているメルマガにも書いているんですけど、D言葉ってご存知ですか?
「だから」とか、誰かの話を聞いて、「でも」とかいうまず否定から入る言葉です。
コミュニケーションを遮る元凶なので注意したいですよね。
そのD言葉を使わないって思うだけで人との話し方っていうのは変わると思います。
とりあえず相手の意見を取り入れる素直さってとても大事ですね。

_____ホリエモンもロケットをやったりとか、zozoスーツを作った前澤社長もそうですけど、自分がやりたいから前向きに学んでずっとやっているっていう、失敗しても。

本当にそうです。

_____叩く人はいるみたいですけどね。

それは死ぬほどいるでしょう(笑)
死ぬほどいるけどその中で、自分の価値観に合う人たちと生きるだけでもああやって、世界観を作ってやれている。この時代、やっぱり人の目を気にしすぎる部分もあるんですよねー。

_____そういう意味では出会いってすごく大事ですよね。

私の大事にしているバリューでもあります。
薬局の屋号も一期一会からとって「いちえ薬局」。本当に私自身はそこですね、人との出会いっていうのをいかに生かすかっていうのを一番大切にしています。
今の自分があるのは出会いのおかげ。もともと資産を持っていたわけでもないですから。

_____辛かったことはなかったですか?

細かいこと言ったらそりゃありますが、1日経ったら忘れるタイプです(笑)

_____プラス発想ですね。

プラス発想ですねー(笑)
最近も2ヶ月ぐらいかけて作っていた転職支援のサイトがあって・・・、それがとある事情で消え去ったんですよ・・・。
2ヶ月くらいの苦労というか、本当に土日の時間も使って作っていたものが・・・。
その時はホンマにショックやったんです。その無くなった画面を見たら吐きそうになるっていうか吐いていました(笑)

_____データが消えたとかですか?

そうそう、そうなんですよ。そん時は落ち込んだんですけど・・・。
ま、それはね次への新しいお試し事だと思って、より良いものを作れよというメッセージかと切り替えました。
そのタイミングじゃなかったんかなというふうに勝手に思って乗り越えました。

_____加納社長は人のせいにしないんですね。

そうですね。
そこに関してはまぁ人のせいにしてもしゃーないなっていうのがあって。
自己責任の部分でね、というのはすごく大事やなと僕は思いますね。確かにイラっとするときはもちろんありますよ、僕もそんな神様でもないんで。
ただ、時間が経てばそこの価値観っていうのは元に戻るようにはマインドセットしているって事ですよね。やっぱり自分の責任、自己責任、だって社長をしているってことはそういうことですよね。全ての責任は自分で、社長の役割は決めることですから。
全て決めるのは社長やしその代わり決めた社長は責任を持つっていうのがやっぱり社長なんで。自己責任と思うからこそ他人のことはあまり気にせーへんっていうのにも繋がっていきますよね。

_____決断は早いですか?

普段の行動から早くするようには意識していますね。
大事なのは情報があるかないかですよね。だからたくさん自分の知恵を増やすことが決断が早くなると思っています。
そういうのもやっぱりこういうふうに起業したからこそという気がしています。
すごくシンプルに言ったらメールの返信とかでも、やっぱりできる人ってめっちゃ早いんですよ。

_____遅い人もいますよね。

ですね。私も完璧ではないですが・・・。

_____すみません、僕です。

いいか悪いかじゃないんです、それは価値観やから(笑)僕も遅かったんですよ。でも結局こういうビジネスをやり始めて、自分がすごいなと思うような方と付き合った時にもうめっちゃ早いんですよ。たんたんたたたん、はい、みたいな(笑)ていうのがあるから、まあそれは大事なんだなあと思ったりとか。時間の速さと内容のコアな部分をちゃんと踏まえて対応するという。それは一気に人の信用度を上げるんやなということですよね。

_____これはちょっとすみません、興味本位でお聞ききしたいんですけど、奥様も経営者じゃないですか。経営者として見ていてこうした方がいいのにとか言いたくなっちゃう時は言っちゃう時もあるんですか?

極力、私は言わないですね。
いきなり言っても良くないというか、私自身のコンサルティングも塾も全部そうですけど基本的には答えは言わないようにしていて自分でやっぱり考えて自分でやっていくと。
で、そこの部分の方向性とかの修正っていうのが役割やと思っています。
何もやっていないうちにっていうのは絶対言わないですね。

_____相談が来たらすぐ返すのかなと思いました。

それは価値の押し付けになるんでそこに関しては僕のスタンスはそんな感じですね。やろうと思うんですけどって言われたら、あーいいよね!!というとこから始まります。なんでそんなことを考えるのっていうところとかを聞いたりとかっていうことはしますけどね。

_____加納社長はたくさんの方とお会いされたと思うんですけども業界問わず経営者の方のどこの部分を最初に見ていますか?

あまりそんなの気にしたことないんですけど、ぱっと頭に浮かんだのは声の大きさっていう(笑)

_____う~ん、大事ですよね。

ありますね。初対面ですよね。僕もそうは言っても声低いしあまり大きくないです(笑)
やっぱりね、勢いのある人は声もちゃんと出ていますね。第一印象っていうのって結構あります。結構、薬局外でも私より目上の成功している経営者の方たちとお会いする機会も多いんですけど。まあまあそういう人たちって声はもちろんでかいんですよ。あとね、笑い声もでかいです(笑)

_____笑い声ですか。

誘い笑いでしょうか。会話させて結局自分の会話がそのまま正しいみたいな方に持っていくとかね(笑)ああいうパワーっていうのを特に成功している社長さんて持ってんのかなっていうのもあったりとかしますね。絶対じゃないと思いますけど、あれはどっちかっていうと私の先輩にあたる年代40、50~60代ぐらいかな、今の若い子たちはちょっと違うとは思いますけど。でもなんか声っていうのはその人の自信を表すなっていうのはありますね。
_____そうですね、声の大きさ。

でかすぎるというよりかは、でかすぎるとちょっとアホっぽく見えたりとかもするし(笑)なんかね、自信がある声には貫禄と言うか、あるんですよね。

_____やっぱりその瞬間「お!」って感じなんですね。

なんとなくわかりますよね。そういう部分って。あーしっかりした社長さんなんやなとか。

_____その会社の大きさ・規模とかじゃなく?

もちろん。その人となりとしての感覚として自信の表れちゃうかなっていう気はしますよね。

_____僕も以後気をつけて意識しようと思います(笑)

よく第一印象で決まるってよく言うじゃないですか。
だいぶ話がそれていっていますけど大丈夫ですか?

_____大丈夫です。他で書いてないことを書いた方がいいので。ちょっとくだけたところもね、あった方が(笑)
_____薬局をやりたいという方々がどういうところで出会うんですか?検索でヒットして来るっていうこともあるのかなと。

そこに関しては私自身がやっているWEBのマーケティングがとても大事です。
それは裏側の話なのであまり言えないですが・・・。
闇雲にやっているのではなくしっかり考えて一つ一つアクションしています。
とことん薬局経営に興味がある薬剤師さんってどんな人なのか?を考えつくしています。
その方法は塾に入っていただいたらすべて教えます(笑)

_____途絶えることはないですか?

価値をステージに合わせて提供していくというのが人に対してのビジネスの作り方だと思います。私がしているのは継続した新しい価値提供をしていくことです。時代に合わせた変化を意識しています。

_____薬局をやりたいっていう若者でなくても、鍼灸師さんとか医療系で独立したいっていう人も聞いたら面白そうですよね。

そうですね、この塾のコンテンツは正直なんでもいけると思います。
これに関してはうちでやっているのはどこでも使える学びですので。後半は薬局の話ではありますけど、起業に関してのことでいえば何でも共通です。そういう意味でサポートはできるかなって感じですね。ここまでマインドを持ってくるっていう人は個人的にはもっと増えてほしいなと思いますけど。

_____まだまだですね。やはりもうちょっと学生のうちから話した方がいいのかもしれないですね。

絶対そうだと思います。社会に出て数年経っていろんな価値観が作られて、やっぱり今のままじゃあかんとかってことになりますよね。

_____でも、早くから持てばそれだけ強くなりますもんね。

なるはずですね。あとは私たちが背中を見せなあかんと思うんで。
独立した社長がご飯を食べるのも毎日コンビニの飯です・・・とか夢ないですもんね。
やっぱり独立したからにはそれなりなある程度の生活できるよとか、そういうのは当たり前になっているんだよっていうのはしないと。
リスクは背負っていますからね。独立して自分の薬局を持っていきなりオーナーで薬剤師を雇ってすべて現場を任せるというのは非現実です。
やはり、経営者兼薬剤師として勤務するでしょう。そうなると自然と経営者+薬剤師としての報酬を得るとなるとサラリーマン以下の報酬では意味ないなと思います。今の報酬体系でもそれは可能だよということを身をもって示していきたいですよね。

_____逆にやらない理由がわからないってことですね。

そう。でも人生にはタイミングというものがありますから・・・。
私のメッセージとしてはもっと稼ぎたいという欲も持って欲しいと思いますね。
「稼ぐ=悪」というわけでなく、稼ぐというのはそのくらい社会に価値を作っているという考え方です。
年収1,000万とか掲げるのもひとつの夢でいいと思いますし。多分雇われで1,000万はなかなかいかないと思うんですよ。

_____経営すればいけるものなんですか?

もちろん絶対ではありません。
しかし、バランスを持ってちゃんとした独立案件を取って正しいやり方でやれば可能です。もちろん自分で身入りを増やすような活動をする前提ですけどね。塾で伝える内容をキチンとすれば必ずしっかり報酬ももらえる薬局経営をしていけると思っています。

_____まぁ、でも夢があっていいと思います。野球選手がメジャーに行くような。そういう話があってもいいですね。

ですね。
というのはやっぱり少なからず数値目標はあった方が進みやすいんでね。やっぱり1,000万は欲しいとか初めにしっかり決めた方がいいです。そのためにどうやるのって話ができるんで。目標設定はだいたいそうですね、自分の中で。

_____それは大事ですね。

それを全部体系的に教えているのが塾という感じかな。わかっていただけましたか?
なかなか難しいんですよ。塾の参加募集の時に、これだけ時間があって説明できたらいいですけど 。
セミナーでちょっとこういうのやるんですっていうのだけで言っちゃうとなかなかその塾の本質までわかってもらいにくいんで。
そこも飛び越えて来てくれるっていうのはやっぱりすごいなと思いますけどね、本当にありがたいなと。

_____本当に業界を変えたいと思っている方々ですよね。

私もそう感じます。自分の力でやっていきたい、今の状況を何とかして変えたいという方ですね。でもやり方が分からないというところにやっぱりこの塾の存在価値があるんだと思います。だから今サラリーマン薬剤師でくすぶっている人は来てみませんかって話です(笑)

_____だいたいくすぶっていますからね。仕事が嫌だとか辞めるとか多いですから。

それもあるようです。
だから次に僕が見ているマーケットでちょっとずつ問題になるのはたぶんM&A の会社が今結構あって、個人薬局の売買の案件も結構あることで、能力のないような人だなと思う人でも薬局をやれてしまうことなんですよ。
M&A会社は、早く売りたいしマッチングさせたいし、言ったらどんな人にでも売れればいいということがあります。
結構大きなお金が動くんで、上手くいかないと大変なことになりますから・・・。

_____薬局をやるのは誰でも出来ちゃうんですよね。

できますよ。当たり前ですがお金があったら。
個人薬局って想いがあって理念があって、そういう薬局が増える方が地域のためになるっていうのが大元のこの塾をやっている理念なんです。
ですが何1つ能力もないと言ったら申し訳ないですけど、もしそんな人が薬局運営でめちゃくちゃで迷惑かけて挙句の果てに経営不振で廃業する・・・それは個だけの話ではなくて。
そんなんやったら、個人薬局じゃなくてチェーンでええやろってなる世論が一番怖いですよね。

_____だからこそ塾でしっかり経営とマインドセットについて学ぶべきなんですね。

私の塾でなくても特に独立の目標がある方はしっかり学んでいってほしいと思います。
薬局経営自体はとてもシンプルです。
それでも、その準備が出来てへん人が行くというのが一番怖いと思うんです。

これからもニーズがある限りこの活動は続けていくつもりですので応援いただけると幸いです。
自立型の薬剤師が増えることで業界自体も更によくなると思っています。
その一助になっていけるよう、私も来年40歳なので頑張っていきたいと思います。

_____ありがとうございました。

2019年1月23日
一度、すべてのデータが消えて大きなショックを受けたあのサイトが出来上がりました。
転職を考えている方は一度ご覧ください。
「MR専門薬剤師転職ラボ」
http://yakuzaishitensyoku.net/

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(インタビュー:編集部)

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