アトム薬局 埼玉県和光市

フリー薬剤師.comでは、夢を追いかけている薬剤師・薬学生を応援しています。
また、夢を持つ薬剤師を応援する薬局経営者も紹介をしていきたいと考えています。
志の高い薬局を中心に、素敵な薬剤師になれる。人としての成長ができる。そんな薬局をフリー薬剤師.comでは
インタビュー形式で紹介をしていきます。
共感・共鳴できた薬局には勇気をもって一歩踏み出してみてください。小さな一歩が人生を変えるきっかけになると思います。今回、埼玉県和光市にある”アトム薬局”の経営者 江口武幸さんに取材しましたので、夢を叶えたい薬剤師さんにとって素敵な薬局と感じて頂けたら嬉しいです。

_____本日はアトム薬局さんのことについて色々とお話をお伺いできたらと思います。まず一つ目の質問ですけれども、アトム薬局さんが開局されたきっかけをお聞かせください。

きっかけとしては、一般的な薬局では患者さんにお薬をお渡しして、その後のフォローはなかなかできていないのが実情だと思うんですけど、それは医療機関としておかしいんじゃないかなっていう想いがあったんですよね。
なので、僕としては医療機関と名乗る以上はフィードバックという形にして薬局で得た情報を先生に返せることが重要だと考えました。ですので、先生が薬剤師の話をきちんと聞いてくれる環境のある薬局が良いと思って、案件を探しておりました。それから実は、ここの薬局は3軒目なんです。

_____確か、現在薬局を2店舗経営されていると伺っていましたが?

はい、現在は2店舗経営しています。実は、今経営している薬局以外に最初に開局した薬局があります。その薬局は見事に騙されてしまい営業ができませんでした(笑)。

_____えぇー!

そうなんですよ。その時ある程度の借金はしちゃったんですけど・・・。そうなった時に改めて先生と話せることとか患者さんのことを第一にできることがやっぱり重要だなということに気づきました。
それからは先生と話せるというのを本当に第一目標として、あとは中心的な立場で地域に貢献できるかどうかということを重要視して探していたところ、こちらの薬局とちょうどご縁がありました。先生とも何回か話してみて、この先生だったら薬剤師としての意見を聞いてくれるし、これだったらイケるかなと思って事業継承という形で開局を決定したという感じです。

_____先生というのはそこの薬局の前の通りの?

はい、薬局の近くにある小児科の先生です。薬局を継承する前にこちらで働かせていただいていたので、その時に何度か先生とお話をする機会がありました。病院で患者さんに処方箋を入れてお渡しするクリアファイルがあるんですけど、それを薬局でお預かりしてある程度たまると病院にお届けに行くのですが、その時も先生にご挨拶をしたり、ちょっとした相談をさせていただけるチャンスなんです。

逆に先生から薬について聞かれることなどもあって、例えば最初にあったのはホクナリンテープとジェネリックはどう違うんだという質問をいただきまして、ジェネリックだと血中濃度がすぐに上がってしまうので震えなどの副作用に影響があるかも知れないというお話をしました。そういうこともあったので、こちらからお薬を混合してはどうですかというのも処方提案がしやすかったですね。

薬物動態が分かるというのが薬剤師の強みだと感じているので、そのような薬についての相談や提案もできるのであれば患者さんから得た情報をフィードバックすることもできるんじゃないかと思ったのがこちらの薬局を事業継承しようと決定したきっかけですね。

_____素敵な先生との出会いがあったんですね。

そうですね。本当に先生やスタッフも含めてありがたい出会いをいただけました。まだまだ、自分自身に至らない点はあるんですけど、これからもっともっと地域に貢献してスタッフの皆さんにも幸せになっていただける薬局作りをしていきたいという想いが今は強いですね。

_____薬局の外にいた時に小学生がおしゃべりをしながら歩いて来たのですが、「あっ!」と思った話が聞こえてきて・・・。どこかでケガをしたんでしょうね、「アトム薬局で絆創膏もらってくればー」と言っていて子供達もみんなが知っている薬局なんだなと思いました。

そうですね。
小学校が通りの向かいにあるんですよ。そこの小学生が病院や薬局にいらっしゃることも多いようです。
住宅街にポツンとある薬局ですのでお子さんにとっても来やすいですし、それで覚えてもらえているのかも知れませんね。
逆に言えば、この薬局をずーっと続けて行けば、彼らが大人になった時に「アトム薬局って昔からあったよね」と言ってもらえるような薬局になれるのかも知れないと感じています。

_____アトム薬局という名称を決められた理由は?

アトム薬局という名前は、前の経営者さんが決めたものなんですよ。理由も正直お恥ずかしい話なのですが電話帳に載る時にアトムだったら上の方に載るだろうという理由だったらしくて、僕もそれを聞いた時には笑ってしまいました(笑)

_____戦略的ですね。

そうとも言えますね(笑)私としてはお子さん向けの、まあすごく古いんですけど鉄腕アトムとかそういうイメージもあるのでそっちかなと思っていたんですけれど。結果としてアトム薬局っていうのは鉄腕アトムのイメージもありますし、僕としてはありがたいなと・・・、前の経営者さんにはすごく感謝しかないですよ。

_____今一番注力されているお取り組みについて具体的にお聞かせください。

まずこちらは事業継承という形で元々あった薬局を引き継いだんですが、一番のネックは待ち時間が長いということでした。
今はお子さんが遊べるようにロディを置いているのですが、待合室がちょっと狭いのもあってそういう遊ぶものが無かったんですよ。なので、そういうところをまず変えていかないといけないと思い、患者様が待っている間に少しでも楽しめるようにというコンセプトでまず着手しました。あと絵本もちょっと古いものばかりだったので新しいものにしました。実は、ロディや絵本の一部は、開局するお祝いで仲のいい友人から頂いたものを設置しております。本当に感謝しております。

新しいものは薬局を引き継いでから入れたものなんですよ。ちょっとボロボロになっているのが前からあるもので捨てようかと言ってはいるんですけど(笑)くまモンってお子さんがすごく好きみたいでそういう絵をいろいろなところに貼ってみたりとかの工夫もしています。
これはスタッフの方がしてくださっているのですが、事務の東海林さんという方が印刷して下さったりしています。ある程度待っていただくのは仕方ないので待つ時間が苦痛にならない待合室を作りたいと考えています。それがまず一つ目の取り組みになります。

管理薬剤師の方からロディがいるからここに来るというお子さんがいらっしゃったと聞いて、置いて良かったなと思いました(笑)実際、ロディはすごく人気があって男の子も女の子も遊んでくれるので、すぐに汚くなっちゃったんですけどね(笑)一番お母さんが困っちゃうのってお子さんがぐずっちゃうとか泣いちゃうとか、そういうことでもう帰りたいとか言い出すことですよね。待っていて楽しい待合室を作ることで、そこが改善できたのかなと思っています。業務の中でまだまだ本当にやることが山積みで課題がいっぱいなんですけど、まだ紙薬歴なのでそれを早急に改善したいと思っています。

ということで、二つ目の取り組みは紙薬歴を電子薬歴という形で電子化していくということです。実際にIT助成金の申請をしていまして、今年中には通る予定ですので、なるべく早く電子薬歴を導入したいと考えています。今まで紙薬歴で掛かっていた時間を電子化により短縮することで患者さんと話す時間をもっと増やせればと思います。大きく分けてその二つが私たちアトム薬局の主に取り組んでいることです。

_____やはり来られる患者さんはお子さんが多いですか?

多いです。もうほぼお子さんですね。大人の方はほぼ来ないです。

_____薬局に入ると絵が飾ってあったり冊子が置いてあったりして、パッと見の印象が保健室みたいですね。

確かにそうですね(笑)例えばあの冊子はお母さんがお子さんに読むために用意しているんです。最初はあのような冊子も無かったんですけど、置いてみて病気について知っていただいてお母さんからお子さんにこういう病気だからお薬をちゃんと飲もうねと言ってくれる、ここでそういう時間が作れるのがいいのかなと感じています。

_____ケロケロケロッピとか懐かしいですよね。

そうですね(笑)元々あるのは本当に懐かしい本ばかりなので。

_____先ほどお話に出ていた古い絵本の件も、お捨てにならない方が良いのかなと思いました。あの本を読んでいたお子さんがお父さん、お母さんになって薬局にいらっしゃる方もいるんだろうなぁと。

結局何で捨てられないかというと、「あの本は無いの?」と言われてしまうことが実のところありまして。
会社を引き継いだ時に元々の薬局に勤めておられた星野先生という薬剤師さんが続けて勤務してくださっているのですが、その方のご意見も聞くと「やっぱりあの本は捨てちゃマズイわよ」って言っています。やっぱりお子さんのことを思うと捨てられないですよね。ちょっと見栄えは悪いんですけど、みんなの思い出ですから。

_____いえいえ、そんなことはないですよ。歴史を感じますし、その当時来られた方が大人になりご結婚されてお子さんと一緒に来局されたら感慨深いですよね。

そう、そういう方も実際にいらっしゃるのでそこは本当に面白いなって感じています。

_____新しいもの・・・電子薬歴を入れて患者さんとお話しする時間をたくさん作りたいというところと全くの反対の部分で本なども含めた薬局の歴史というのは、すぐには作れないのでそこに重みがあるのかなと思いました。

確かに、そうですね。本当にありがたいです。新しく追加した本も実は僕だけが買った訳ではなく、僕が開局した当初にいろいろ贈っていただいたのもあるんです。
ある意味この本は新旧入り混じっているんですけど、新しい薬局に生まれ変わってそれを応援してくださる方々の思いも込められているし、今までの歴史で積み上がってきた、昔はお子さんだった方が大人になってまたいらっしゃるのでそういう感謝も込められている本棚・・・本棚といっても小さいんですけど(笑)そういうのは僕としてはありがたいなとすごく思います。

_____とても素敵ですね。ちなみに鉄腕アトムの本はあるんですか?

鉄腕アトムの本は無いんです(笑)

_____無いんですか(笑)

実は一番人気があるのはマリオの本なんですよ、未だに。今は絶版になっちゃっていて買い替えようと思ったんですけど、もう無いんですよね。古本屋に行って探さないといけないですかね(笑)

_____アトム薬局さんの今後の目標・夢についてお聞かせいただけますか?

はい。アトム薬局としては、自分の理念でもあるんですけど「お医者さんと話す」というのが僕にとって薬局にとっても大事だと思うので、それを大切にしていきたいと思います。
例えば患者さんから色々悩みを聞いてそれを先生にお伝えする事をもっと定期的にできればなとすごく感じています。実際、もうひとつの店舗のさくら薬局ではやっているんですけど、こちらの薬局ではまだまだ課題が多くて・・・電子薬歴を導入できていないこともその一つですね。
月に2から3件という感じでやってはいますがフィードバックがまだまだ弱いのでそういうところをもっと強くやっていきたいなと考えています。それが第一のステップだと考えています。それをきっかけに先生との連携が密になれば今度は地域に向けてやっていければなと思っています。住宅の中にポツンとある薬局なので地域といっても大きな意味ではなくて薬局周辺の地域はアトム薬局が全部見ていますと胸を張って言えるようになりたいです。

僕にとってそこまでできるのが本当ゴールなのかなと思っています。薬局としてもスタッフの方々がこうしたらどうかとかああしたらどうかとか、例えばこういう「おくすり飲めたね」とかもスタッフの方が提案してくださるので、皆さんの意見を取り入れながら薬局としても人気のある薬局を目指していきたいですし、僕一人の力というよりスタッフみんなで実現できたらというのはすごく感じております。

_____人気のある薬局とはどういうものだと思いますか?

人気のある薬局と言うと・・・、例えば患者さんが何か病気について相談しようと思った時に一番に思い浮かぶのが先生だと思うんですよ。

_____お医者さんですか?

はい。病気になった時にお医者さんに相談しようとか、まず知り合いに相談しようとかあると思うんですけど。
でも、もしそこで病気になったかも知れない・・・、「じゃあアトム薬局に相談しよう!」ってなるのが人気のある薬局なのかなと思っていて。何か病気になったとか、熱が上がっちゃったという時に最初に頭の中に思い浮かぶ存在になりたいなと・・・、それが僕にとっての人気のある薬局なのかなと思います。

_____OTCなども対応されているんですか?

今はOTCは置いていません。抗生剤などの粉薬が上手く飲めないお子さんが多いので薬服用のサポートグッズだけはありますね。むせずに粉薬を飲めるようにするためのオブラートなどですね。

_____なるほど飲みやすさ。

そうですね、その関連のものが多いんですよ。昔は我慢して飲めと言われていた時代だと思うんですけど、今は本当に飲みやすくするためにゼリー状のものを混ぜたりするものとかもありますしね。
そしてこちらの薬剤師さんは本当にすごくありがたいんですけど、お薬を飲ませる天才でアイスと混ぜたりとかそういう提案を患者さんにしてくださるんですよ。今日も提案があったんですけど、実際口頭で患者さんにお伝えしてもなかなかきちんと伝わらないよねっていう話になって・・・。
じゃあiPadで動画を撮ってそれを患者さんに見せたらどうだろうということになりました。僕の一つの頭では全然思いつかなかったのでそうか~と思って、スタッフのありがたみをすごく感じました。

_____面白いですね、やっぱり保健室ですね。

そうですね(笑)いろんな人のアイデアで成り立っているので・・・、僕一人が頑張っていこうじゃなくてみんなで頑張っていこうという雰囲気になっているのが一番ありがたいなとは思います。

_____最後に江口さんのことについて、薬剤師としての理念と自身の強みについてお聞かせいただけますか?

薬剤師としての理念は何度も言って申し訳ないですけど、お医者さんとか他の「医療従事者と話せる」ということが重要だと思っているのでそれを実践していきたいです。ただ単に自己満足で薬を売るだけの薬剤師を僕は小売り薬剤師だと言っちゃっているんですけど。
小売り薬剤師ではなくて僕らは医療人である薬剤師なので違いを示していきたいと考えています。僕らには薬物動態っていう力というか知識もあるし、それを再現する医薬品というツールがあると思うんですよ。

ツールをどう使うかはいろんな薬剤師個々でみんな変わってくると思うんですよね。ただ単にツールを売るっていうのは物販だと思うんですけど、ツールを用いてそれに付加価値をつけていくというのがこれからの薬剤師だと思うし僕はそういう薬剤師になると決めているので。患者さんにはさまざまな体質があります。その体質に合わせて薬の説明を合わせていくことがひとつの付加価値になると考えています。具体的には、下痢しやすい患者さんでは、抗生剤を服用した時は血が混じることがなければ続けていきましょうなどです。

処方から見てこの方は、この病気なのかなっていうのが分かるので、そこを元に「こういう悩みありませんか?」とかのサポートができると良いですよね。喉のお薬が出ている時に喉の風邪なんだなとわかるので大人の方でしたら、コーヒーを飲まれていますか?と聞くことがあります。実はコーヒーって喉にあまり良くないので喉の風邪の時は控えた方が良いですねとかそういうのも伝えられると思うんです。
そういうのがやっぱり付加価値なのかなと思います。ただ単にこの薬はロキソニンで炎症止めですというのは誰だってできると思うんですけど、例えば声を出すような職業の方に「コーヒーをよく飲んでいますか?」と聞いて飲んでいたら、飲み過ぎは良くないですよとお伝えしたりとか。実はマシュマロが喉にいいんですよとか、そういうのって言えますよね、ゼラチンだから喉を守るので良いですよって。お子さんだったら咳が出ている時に、有名なのが蜂蜜とかですかね。でも0歳児以下は絶対ダメなんです、それは絶対食べさせてはいけないのできちんとお伝えしないといけないですね。

ヴィックスヴェポラップという胸に塗るとスースーする薬を、昔使ったことありませんか?あれって咳を抑える作用もあるので、そういうのを人に合わせておすすめしたりすることもあります。
スースーするのが大丈夫かを聞いて大丈夫と言われたら「咳がひどいですよね、そしたらヴィックスヴェポラップを胸に塗ってあげるとすごい良くなるんですよ、そうすれば眠りも長くなるし最短で治ることができると思いますよ」と。そういう情報の付加価値を付けられるのが薬剤師じゃないかな。
それでも薬剤師で対処できないんだったらそこはお医者さんにおつなぎする。お医者さんは船でいう船頭だと思う。後ろにいるのが薬剤師だと思うんですよ。後ろで「曲がっていますよ、先生」と声を掛ける役割ですね。
この薬だけじゃ効かなそうですよと言うのって薬剤師の使命だと思うし、だからこそ僕は患者さんに同意をいただいた上で、処方箋を再監査して先生に報告するというのを実際にやっています。
そういう形で薬剤師というのは、ただ単に先生の言いなりじゃなくて薬剤師として職能を持ってできるというのが僕の強い想いかなという感じですね。

_____面白いですね、マシュマロは喉にいいんですね。

そうそうマシュマロは実は喉にいいんです。同じ甘いものでもチョコレートはダメなんですよ、チョコレートに含まれるカフェインが喉の炎症に対して刺激物になってしまいます。マシュマロとかゼラチン質のものだったら全く問題ないですね。
まあ、一番有名なのはハチミツですけどね。咳にもいいし喉にもいい。甘いものが食べたいという人にはちみつだけというとちょっとかわいそうなので・・・。それだったらやっぱりマシュマロとかもいいのかなと思うし、もちろんのど飴もいいと思いますしね。

_____江口さんはスイーツがお好きなんですか?

もう大好きです(笑)好きじゃないと多分言わないと思いますよ(笑)だからスイーツ好きな薬剤師さんは是非ね。

_____たくさんの関係者、周りの人とお話することが大切ということですけど、お話は大好きなんですか?

もうそれは話すのが大好きです。ぶっちゃけこういう職業って話してなんぼのとこもあると思うんです。雑談から悩みがわかるし・・・、悩みを言ってくださいと言っても悩みを言う人間は誰もいないじゃないですか。
信頼関係ができてその上で悩みを言って頂ける関係になるのだと思います。会話してなんぼだとはすごく思いますね、そのために時間はつくるようにしています。

_____患者さんをなるべく待たせないようにするということなのですが、ひょっとしたら患者さんはここに座ってゆっくりお話しをしたくて来ている人もいるんじゃないですかね?

そうそう、そうだと思います。他のスタッフの方も時間がある時は患者さんとの話を優先してやってくださる方々ですし、そこは本当にありがたいですね。話を聞いてくれる、いろいろ相談に乗ってくれる、そういうのがないと薬局ってどこも同じになっちゃうと思うんですよね。

_____お話し好きな方が集まる、薬剤師さんもみなさんお話されるということなんですけど、アトム薬局様が求める薬剤師像についてお話をいただいてもよろしいですか?

一言で言うと、子どもが好きな薬剤師さんに来ていただきたいです。子どものことを嫌いな人にどんなに患者さんに幸せを提供してくださいと言っても絶対やらないと思うんですよ。嫌いな人にこうしてあげようとかいう気持ちは絶対生まれないので・・・。

僕自身の妹が8歳離れているのでそれもあって子ども好きなのかも知れないです。子どもが好きだったら何かしてあげようという気持ちが自然と生まれてくると思うんですよ。そういう方に来ていただきたいなと強く感じています。それ以外でも先生と話せる方は僕としてはこれから必要な条件だと考えています。もちろん患者さんのことも好き、尚且つプラスαであるとうれしいのは先生とも話せる人ということですね。
実際今のスタッフの方々、元からいた薬剤師さんも先生と密に話していた薬剤師の先生ですしね。新しく管理薬剤師をやって下さっている方も先生とカンファレンスじゃないですけど話しに行ってくださっています。 そうじゃないと多分やっていけないのかなと思います。こちらの小児科の先生って話をすごく聞いてくれるんですよ。

_____そうなんですか。

そうなんですよ、本当に。患者さんがやっぱりこのお薬飲めないんですけどとかあるじゃないですか。そんな時も「このお薬が苦手のようです」とお伝えすると「あぁそうなんだ、じゃあもう今度から出さないでシロップにしようかな」という感じで配慮してくださっています。
結局、小児科の先生も患者さんに薬を飲んでもらわないといけない訳ですからね。今まではそのまま出して終わりだったんですけど、こちらからフィードバックすることによって、じゃあこれはこう変えるねとか、錠剤が飲めるのだったら錠剤にした方がいいかもしれないねとかそういう形でも連携できるようになりました。

_____チームプレーなんですね。

そうですねチームプレーだとは思いますね。もちろん疑義照会とか電話とかもありますけどね。
書面でまとめて服薬情報提供書という形でフィードバックしています。実際にクリアファイルを持って向こうに行くという毎日のあいさつみたいなものもあるので、その時に顔を合わせてお伝えするのが良いのかなと思っています。
そこは前の薬局の時から勤務していた星野先生という薬剤師さんが小児科の先生を小さい頃から知っていたということも幸いしています。その星野先生からいろいろ教わりつつというのもあるんですけど、先生との信頼関係を築いていく上で僕としてはありがたい薬剤師さんだなと思っています。あちらの小児科の先生は二代目なんです。

_____そうなんですか。 本当に地域に昔からある薬局なんですね。

そうですね、昔から地域にあって、でもここを閉めようかなという話も持ち上がっていたので、それはやっぱり嫌だなというのもあって僕が引き継ぐことにしたというのもあります。

_____重大なミッションじゃないですか。

そうですね。もうここを守るために何とかしないといけないし、潰しちゃいけない薬局だなというのは強く感じているので。

_____アトム薬局についてもっと知りたいという方がいらっしゃる時に、話と子供が好きだということであれば年齢や性別は関係ありませんか?

ああ、もうそれだったら全然。

_____患者さんの親御さんは色々な情報を多分テレビや雑誌や色んな経由で聞いていると思うんですよ。それが本当に正しいかどうかというのが試せないでいたり、不安に思いつつも信じていたりすると思うんですけど、こういう理由なんですよというのを薬局で教えていただけるとすごく安心ですよね。先ほどのマシュマロの話はちょっとびっくりしました。

あ、本当ですか。

_____あぁそうなんだと思うぐらい、なんか今ためしてガッテンを見ているような。そういう情報の伝達というのもお母さんたちにとってみればありがたいことなんですね。

本当は食べない方が一番いいんですけどね。食べない方がいいんですけど食べるんだったらマシュマロの方がいい(笑)
ゼラチン質なので喉を守るというのもあるんですけどね。良いというものでもそればっかり食べちゃうとそれはそれで栄養不足になっちゃうので良くないですよね。
そういうのは絶対ダメだよとは言っているんですけど、どうしても食べたい時にはってことです。僕みたいに病気の時でもお菓子を食べたい人もいると思うので(笑)

_____我慢が一番よくないですもんね(笑)

我慢はよくないですからね。ぶくぶく太っていくんですけど僕は(笑)

_____ちなみに学びたいという形で将来的に開業もしたいという方もウェルカムですか?

はい、全然それは問題ないです。僕自身が薬剤師2年目で開局できまして、でもその間に、まぁ言っちゃなんですけど大阪に行こうといって大阪に行ってみたりとかしていましたからね。
そういうのを経て独立開局成功塾の加納さんとか色んな人と出会って僕も成長していって開局というスタートに立てたのかなと思っています。そのノウハウを本当に想いがあって、ただ単に薬を出すという薬剤師じゃなければ僕としては最大限の力、できることであれば何でもサポートしていきたいと思います。実は先週ですが独立開局に興味のある薬剤師さんが話を聞きたいというのでちょっとびっくりしたんですけど、薬局まで来ていただきました。
どんな方であれ薬局に来ていただいて話を聞きたいと時間を掛けていただいているので、その強い想いに応えられるよう僕自身の経験談をお伝えできればと思いますので興味があれば、ぜひお問い合わせください。
僕の経験であればですけどね(笑)、他の人の経験は言えないんですけど、僕の経験であればいくらでもお伝えできるので。

_____たくさん経験を積まれているんですね。

いやもう・・・本当にすごい方に比べたらまだまだペーペーだとは思うんですけど。普通の同世代とは全然違う、面白い経験をしてきたのかなと思っています。

_____もっと色々お聞きしたいところもあるんですけど・・・、それはまた次の機会にということで(笑)今日はありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

_____続いて、アトム薬局のスタッフ、星野さん、荒さんにお聞きします。アトム薬局はどんな薬局ですか?

星)悩んでいるお母さんがいらして、ちょっとお話をした時にすごくお子さんのことで悩んでいたみたいで、お話を聞いたらその後また先生の方に受診されてアトム薬局に来て、その時に「実はちょっとお話ししたいんですが・・・」と言って私が相談に乗ったことで少し気持ちが晴れたのかなっていうこともあったので。そういうことがあると、あぁ地域に根ざした薬局で働いていて本当によかったなーっていうのは感じますね。

_____逆に大変だったことはあるんですか?

星)大変なことはやっぱり忙しい時にうっかり何かをお渡しするのを忘れたりした時とかそういう時にクレームを強く言われたとか。
例えば、「あなたのせいよ!」という言葉を投げかけられたことがあるんですけど、普段あまり聞かない言葉ですから結構衝撃的でした。
まあこちらの落ち度はあったんですけれども謝罪はしてもそういう風に言われるって事・・・、働くという事はこういうことなんだなとよく自覚しました。

_____他にも何かありますか?例えばお勤めになられてうれしかったこと、そしてまた逆に大変だったことをお聞きしたいんですけど。

荒)私はアトム薬局に入ってから3ヶ月ぐらいしか経っていないので、アトム薬局さん自体はちょっと短いんですけど本当にここはほぼほぼ100%お子さんのお薬になるので、今までも小児科の薬は携わっていたことはあるんですけどこれだけお子さんたちばっかりっていうのはなかなかなかったですね。
同じお薬が出ていてもお子さんによって飲める飲めないがあってお母さんの悩みも全部違ってくるのでそれにあわせたお話もさせていただくし、こういう風にして解消できたんだなっていうのを学ばせていただくことももちろんあります。お子さんもそれぞれ一人一人違うのでそれは日々・・・、まだ全然誰が誰とかまでははっきりとはわからないんですけど日数が少ないのもあって。
ただ少し慣れてきてよく来るお子さんだとこの前お渡ししたお薬をすごく嫌がっていたけどどうしたんだろうとかそういうのが聞けるので、面白いというところはそういうのがありますかね。お子さんなので日々どんどん成長もしていきますし、今まで飲めなかった薬が飲めるようになったんですとか、逆に飲めていたのが飲めなくなっちゃうっていうのがあります。
大人にはあんまりない、大きくなっちゃえばみんな飲めちゃう薬が赤ちゃんの時だと飲めるけど自我が出てくると飲めなくなったりというので逆のパターンもありますし。

_____逆にお子さんによっては飲めなかったり苦手なお薬もあると思いますし、先ほどもちょっとお聞きした先生とのやり取り、お話というところで先生とも緊張しないで、私はこう思いますみたいな形でお話をされたりするんですか?

星)いやそういうことは無いです(笑)そこまで強いのは無く、今の先生は息子さんで私はお父さんの代から見ているんですけれども、どちらも優しい先生で話しやすいですね。

荒)穏やかですしね。お薬の情報を差し上げる時も、「こういう時はどうしたらいいですか?」と先生の方から聞いてくれますし、お答えすると、「いつも助かります」と言ってくださいます。
それと業務中に「この薬とこの薬の飲み合わせは大丈夫?」というお問い合わせをいただいたりしますね。気軽にと言ったらあれですけど、よくお声はかけて下さる方だと思いますよ。

_____家族みたいな感じなんですかね。

星)家族というか・・・。

_____親戚くらいの感じですか?

星)そうですね、そんな感じかなぁ(笑)

荒)そんな感じがしますよね。
患者さんが薬のことで・・・、診察室での詳しいやり取りはわからないんですけど、この薬を飲んでいて心配なんですみたいな時は先生が薬局に行って薬剤師の先生に相談してみて下さいって言われましたというお母さんもいらっしゃるので、薬局でお話を伺って今の状態についてお伝えすると、お母さんも安心するみたいですね。

星)そうそう、先生はじゃあ薬のことは薬局で聞いてくださいっていうことでこちらでよくお話しすることはあります。

_____お互いの信頼感なんですかね。

星)うん、まぁそうですね(笑)

_____お二人にそれぞれお聞きしたいんですけれども、アトム薬局さんで働こうと思った決め手は何ですか?

荒)近いから(笑)えーっと何だろう、ちょっと面接みたいですね。

_____いえ、面接じゃないですよ(笑)

荒)江口社長と共通の知り合いがおりまして、その方に紹介していただきました。
ここで薬局を始めるということで薬剤師の募集もしているとお聞きしたのがきっかけで初めてここでお会いしました。
いろんな薬剤師業界だったり薬局業界のことを考えて地域に根ざした薬局としてやっていきたいというお話をお聞きして、住宅街でこんなに周りに薬局がない状態はあまり今までなかったんですけど、逆にじゃあそういうところでできるというのもひとつ自分の経験としても勉強としてもいいのかなというのもありお手伝いさせて頂こうかなと思いました。

_____江口さんの薬剤師として、あとは社長として人としての魅力をお聞きできたらなと思います。スイーツが大好きというのは聞いたんですけど。

星)あぁーそれは魅力というか嗜好ですよね(笑)私は前開設者から今度新しく変わったんですけど、お若いんですけどすごく人の気持ちを汲むって言うか。私も続けて働くにあたっては、江口さんのその人柄も私の中では誠実な人なんだなーっていう感じですよね。

だから事務の方もやっぱりここは地域に根ざした薬局なんで、このままうまく継続して行って欲しいって思いは私は強かったので、こういう方であれば協力を惜しまずやっていきたいっていう気持ちにさせてくれた人ですね。そこにこの荒さんがお見えになって更に・・・、すごく丁寧な方なんですよね。

だから私はもうかなり歳で昔の経験しかないんですけれども、今のこの薬局のそういう患者対応っていうかそれが今はこういう風になって、でもそれがすごく自然に出来て出ている方なんですよ、荒さんは。そういうところでますますこのアトム薬局を良くしていきたい、継続していきたいという思いが強くなってきました。
江口さんもそうですし荒さんも本当にそういう意味で私としてはいくらでも協力は惜しまずやっていってあげたいなって思わせてくれる人ですね。

_____皆さんが仲良いというか、みんな何も包み隠さずお話しができるという環境なんですね。

荒)そうですね。社長だから言えないとかではなく、結構オープンな感じでお話はさせていただける環境は作って下さっています。

_____地域に根ざして守っていきたい、良くしていきたいというところでやっぱり、”I love 和光市”という感じですよね。

星)あははは!”I love 和光市”(笑)私はずっと和光に住んでいる者ですからそういう気持ちはありますよね。いいところですよ、和光市。

_____はい、初めて降りましたが、良いところですね。

星)まだ荒さんにもご案内してないけど(笑)

荒)引っ越してきたばっかりなので。

星)ちょっと行けばすごく自然豊かでカワセミも来たりするような川もありますよ。

荒)越戸川ですか?

星)そう。

荒)へぇ~!

_____川がきれいじゃないと来ないですよね。

星)そう、そうなんです。

_____魚がいるってことですね。

星)そうですね。でもアオダイショウもいたりして。

_____ヘビまでいるんですか!

星)いるんです、だからね、すごく自然豊かでこの辺はいいところですよ。

_____じゃあ、わんぱくなお子さんが多いんじゃないですか?

星)いや~今の時代ですから(笑)、そこまでは・・・。
まあ、そういうお子さんもいらっしゃいますよ、川とか遊べるところがあるから。そういうふうにしている子もいるけど今の子はどちらかと言ったら家で遊んでいる感じですかね(笑)

_____江口さんにもお聞きしたんですけれどもこれからアトム薬局さんで学びたい、働きたいという方々に向けて、どういった薬局なのかというのを硬い感じじゃなくていいのでお知らせいただけますか。

荒)小児科という限定的な分野にはなってしまうんですけど、本当に地域の方たちが利用してくださっているところなので、駅の前とか大手に比べて患者さんとの関係性もそういったところよりは濃いのかなと思いますので、そういったところで地域に根ざしたお話ができたりというので色んな経験はしていただけると思います。
スタッフの皆さん・・・、星野さんももちろんですし、ずっといてくださっている事務の方もすごく患者さんのことも先生のこと、病院さんのことも詳しくて昔からいらっしゃるので地域のこともすごく詳しいので、すごく助かります。とても頼りになる方たちがいっぱいいらっしゃるのでそういうところも安心して働いていただけるかと思います。

_____たくさんの薬局にお邪魔させていただいているんですけど、アトム薬局の皆さんはニコニコされていますよね。

荒)そうじゃないんですか?(笑)

_____ニコニコな時もあるんですけれど、ピリッとしている時もあります。あとはこの白衣についているピンバッジのくまモンもいいですね。

星・荒)(笑)

(インタビュー:編集部)

アトム薬局さんへのお問い合わせについて、お気軽に下記お問い合わせフォームよりご連絡ください

お問い合わせはこちら